奨学生の声(2018年度)
新垣 陸さん
新垣 陸さん(教育学部2年)
「めざせ! 都の西北奨学金」に採用されて
とにかくホッとしました。私の家庭は経済的に裕福だとはいえず、受験生の頃は可能な限り国公立大学への進学を目指していたので、早稲田大学を受験しようとはまったく思っていませんでした。しかし、父が「めざせ!都の西北奨学金」を見つけたことで、「早稲田を受験してみよう」と思いました。この奨学金の良さは予約型であることだと思います。受験前に奨学生に内定したことで、学費の心配をせずに試験に臨めたことは私にとってすごく大きなことでした。
早稲田に入って良かったこと
自分自身の力のなさを実感するたびに「早稲田に入って良かった」と思います。早稲田大学には、私より学力のある人や発言力がある人、行動力がある人や経済力のある人などさまざまな力を持つ人がいます。私は沖縄県出身なのですが、地元にいる時はあまり感じることのなかった劣等感を抱き、時には現実から逃避してしまいたいと思うことも多々あるのが正直なところです。しかし、この環境が私自身を成長させてくれると信じています。現状に甘んじることなく、今後も自己研鑽を積んでいきたいと思います。
現在、マスコミ研究会と、まつだい早稲田じょんのびクラブ(ボランティアサークル)という二つのサークルに所属しています。マスコミ研究会では、いくつかの企画の中から希望した企画の記事を書くのですが、最近では、災害企画と題して、日本で起こる自然災害の現象やその原因、今後起こりうる災害の予測例、防災の準備などに関する記事を書きました。まつだい早稲田じょんのびクラブでは、新潟県の集落に行き、地域の方と交流したり、行事を手伝ったり、子どもたちに勉強を教えたりしています。
どちらも私がやりたいことであり、やってみたかったことでもあります。東京は私の好きなこと・やりたいことであふれています。学生の時にしかできないことを好きなだけやって、笑顔で過ごしたいと考えています。そして将来は、テレビ業界もしくは出版業界に進み、人々を笑顔にするコンテンツを作る仕事に就きたいと思っています。
先輩へのメッセージ
校友会の皆さま、いつもお世話になっており、本当にありがとうございます。おかげさまで充実した大学生活を送ることができています。これからも、就活に向けてではなく社会人として恥ずかしくない行動ができるように、自分磨きに励んでいきたいと思います。
掲載日:2019年3月15日
酒井 悠さん
酒井 悠さん(法学部2年)
「校友会給付奨学金」に採用されて
奨学金を受給できると決まったときは本当にうれしかったです。また、この奨学金により、家庭の事情があるにもかかわらず大学に通わせてくれている両親の金銭的負担を減らすことができたので、校友の先輩方への感謝の気持ちは大変大きなものでした。そして、奨学生としてしっかりと勉学に励み、自分が卒業した後に、支援してくださった人々への恩返しができるよう、頑張っていきたいと思いました。
早稲田に入って良かったこと
私が早稲田に入って良かったと思うことは、さまざまな方々に出会えること、自分が興味のあることをとことん追求できる環境が整っていることです。
個々の興味を追求している在学生はもちろん、サークル活動や、大学が主催しているさまざまなイベントを通して、多岐にわたる分野で活躍されている校友の方々からお話を聞くことができるのは大きな魅力の一つだと思います。また、図書館などの設備が整っていて、自分の興味のあることに集中して取り組むことができるのも、大変魅力的です。
私は、弁護士になるという将来の目標があり、その目標に向かって専門科目の勉強に励んでいます。まだまだ目標までの道のりは長いですが、法律を学ぶことを通して社会の仕組みを知ることが楽しいという自分の気持ちを大切に、しっかりと努力していきたいと思っています。3年次からは主専攻ゼミも始まるので、楽しみです。また、空いた時間には図書館などを利用して、専門科目以外のさまざまな分野の本を読んでいます。本を読むことで、当たり前に過ごしている現実に対する見方や意識が変わるのでとても面白いです。
先輩へのメッセージ
校友会の先輩方のおかげで、私は勉学に励むことができているので大変感謝しています。本当にありがとうございます。これからも先輩方への感謝の気持ちを忘れずに、しっかりと勉学に励み、卒業後には支援してくださった先輩方に恩返しができるよう、頑張っていきたいと思います。
掲載日:2019年3月15日
和田浩樹さん
和田浩樹さん(創造理工学部4年)
「校友会給付奨学金」に採用されて
家庭の事情から、経済的に大学に通うことが困難だったので、奨学金採用の通知を受けたときは大変うれしかったです。それと同時に、不自由なく勉強できるということは恵まれた環境にいるということなのだとあらためて感じ、もっとそのありがたみを自覚しなければと感じました。
現在、力を注いでいること
創造理工学部の素材プロセス工学研究室に所属しています。この研究室では、化学熱力学、電気化学、状態図を応用して、新しい金属製錬や金属リサイクルのプロセスの研究を行っています。私は、電気自動車のモーターに使用されている「ネオジム磁石のリサイクルプロセス」の研究に取り組んでいます。
「ネオジム磁石」は、あまりなじみのない言葉かもしれませんが、多種のレアアースが含まれています。製品として使用された後の市中くずと呼ばれるものに関しては、現在リサイクルはほとんど行われていません。しかし、近年ではハイブリッド(HV)や電気自動車(EV)などの環境対応車が増加しており、それに伴いモーターおよびモーターに含まれるネオジム磁石の需要が拡大しています。そのため、新しいレアアースリサイクルプロセスの確立を目指して、日々研究に励んでいます。
先輩へのメッセージ
今回、自分が校友会給付奨学金に採用されたことで、こんなにもありがたい制度であるということを身に染みて感じました。学生であれば誰しも、誰かしらの支援を受けて大学生活を送ることができていると思います。自分の場合もしかり、今までは親に学費を負担してもらうことで大学に通うことができていましたが、家庭の事情でそれがかなわなくなった途端、大学で勉強したくても自分の力ではどうすることもできないことに無力さを感じました。奨学金も多くの人の支えがあって成り立つものであると思いますが、その方々の支援があって学べる環境にいるということに感謝し、これからの学生生活、そして人生において恩返ししていけるように頑張りたいと思います。
掲載日:2019年1月15日
齋藤可奈恵さん
齋藤可奈恵さん(国際教養学部4年)
「めざせ! 都の西北奨学金」に採用されて
親の経済的負担を減らすことができるので、とてもうれしかったです。採用当時は実家を離れて浪人していたため、親には心配、経済的な負担を掛けていました。受験前に奨学金の受給が決まり、早稲田大学に進学しても大丈夫だと安心できたので、その後の受験勉強に集中することができました。
現在、力を注いでいること
現在は卒業論文に取り組みながら、今年4月の入社準備のために資格取得に向けて勉強をしたり、興味のあるNPO活動に参加したりしています。卒業論文のテーマは「戦争とポピュラーカルチャーの関係について」です。
私は以前から平和学に興味を抱いており、平和学が盛んなノルウェーに2年生の8月から3年生の6月まで留学していました。私たちは普段、とても安全な環境で暮らしていますが、ニュースで取り上げられるような紛争地域に暮らす人々についてはメディアによる情報しか得られていません。事実を得られているのか、そういった人々に対して自分は偏見を持っていないだろうか、というようなことが留学前から気になっていました。
留学先では平和学について比較的幅広く勉強することができたので、卒業論文では特に興味のあるテーマについて調べたいと考え、テーマを決定しました。方向性については現在、ゼミの教授と相談しているところです。
先輩へのメッセージ
奨学金のおかげで、4年間早稲田大学で楽しいことも頑張りがいのあることもたくさん経験することができました。留学が必須の国際教養学部を選択できたのも、この奨学金のおかげです。本当にありがとうございました。
私は今年の4月から金融機関で働く予定です。早稲田では、興味のあることには何でも挑戦してきました。社会に出てからもその姿勢を変えず、自分の可能性を広げていきたいです。
これから社会に出て校友会の皆さまとどこかでお会いできること、一緒に働けることを楽しみにしております。また、支援していただいていた自分が次は支援する側になるという自覚を持ち、先輩方のように社会の役に立てるよう努力したいと思います。
掲載日:2019年1月15日
鈴木梨羅さん
鈴木梨羅さん(スポーツ科学部2年)
「安部磯雄記念校友会奨学金」に採用されて
両親の負担を少なからず軽減することができると思い、とてもうれしかったです。また、それと同時に責任感が芽生えました。両親、校友会の皆さまをはじめ、多くの人に支えられて自分はこの場にいるのだと自覚し、支えてくださっている方々への感謝の気持ちを忘れずに勉学、競技活動に励むことが、私ができる感謝の気持ちを伝える方法であると考え、文武両道を貫こうと思いました。
現在、力を注いでいること
私は高校1年生の頃からウエイトリフティングを始め、現在もその競技活動に努めています。昨年は多くの試合に参加し、経験を積むことができました。4年間の目標は、全日本大学対抗選手権で個人・団体ともに4連覇をすること、そして個人としては国際大会に出場、活躍する選手になることです。
私が最も「早稲田らしさ」を感じたのは、昨年の全日本大学対抗選手権です。出場選手であってもそうでなくても声を掛け合い、チーム一丸となって一つの目標に向かって突き進んでいく。そのような明るくひたむきな姿こそ早稲田らしさだと感じました。それは、私が入学以前から憧れ、思い描いていたものでした。試合当日は早稲田の象徴であるえんじ色のユニホームを着て試合に出場し、自分もチームの一員であることを改めて自覚し、うれしく思いました。今年度は1年生が多く入部し、ますます盛り上がってきているので、女子団体2連覇を目標にteam WASEDAで頑張っていきたいです。
また、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の資格取得に向けて、学業も怠らず励んでいきたいと考えています。
先輩へのメッセージ
このたびは、多大なるご支援を頂き、誠にありがとうございました。私が現在、多くの刺激を受け、豊かな学生生活を送ることができているのは、先輩方のご支援のおかげです。サポートしていただいたご恩を忘れずに、4年間、早稲田大学の学生として部活動、勉学に精いっぱい取り組み、卒業後の人生でも早稲田大学で学んだことを生かし、先輩方に恩返しができればと考えています。
掲載日:2018年11月15日
小野寺 隼さん
小野寺 隼さん(基幹理工学部3年)
「めざせ! 都の西北奨学金」に採用されて
私は学費の点から当初は国立大学への進学を希望していましたが、私立大学の受験・進学を検討していた際に本奨学金の存在を知り、応募しました。早稲田大学には数多くの学内奨学金がありますが、本奨学金は入学前に受給の可否が分かること、また首都圏以外の学生を対象として募集されていたこと、そして何より私学の雄である早稲田大学に入学できるかもしれないことから応募を決めました。採用の通知を頂いたときには金銭面での問題をある程度解決することができてうれしかったと同時に、大学進学に際して選択の幅が広がりました。
現在、力を注いでいること
機械工学全般に関して幅広い知識を持ち、多角的に物事を考え問題解決を図ることのできる優れた機械系エンジニアを目標として、日々勉学に励んでいます。具体的には、機械部品の設計に必須である四力学(熱力学・機械力学・流体力学・材料力学)や材料学、製図、加工学に関する知識の習得をはじめ、それらを応用する場として学生フォーミュラ活動に取り組んでいます。学生フォーミュラとは、学生自らがフォーミュラカースタイルの競技車両を設計・製作し、その性能を速さのみならずコスト、生産性、設計の良しあしなどさまざまな観点から競う競技です。最近は、さらなるレベルアップを目的として、完成した車両の走行状態における評価も行っており、設計→製作→試験→評価というものづくりの一連のプロセスに携われることに喜びと楽しみを感じています。
先輩へのメッセージ
数多くの先輩方に支えられ、おかげさまで充実した大学生活を送ることができています。校友会の皆さまをはじめ本奨学金に関わっている多くの方々に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。数多くある大学の中でも長い歴史を持ち、偉大な先輩方を数多く輩出してきた早稲田大学に入学することができたことを、心から誇りに感じています。各分野において第一線で活躍されている先輩方をお呼びしての講演会や交流会などもあり、自分の中でのモチベーションとなっています。
大学での学びに専念すると同時に、社会に出た後の人生のことも見据えつつ、今後の学生生活を過ごしていきたいと思います。
掲載日:2018年11月15日
吉岡希航さん
吉岡希航さん(文学部3年)
「めざせ!都の西北奨学金」に採用されて
まず、率直にうれしかったです。そして、今後は「目指せ!都の西北奨学金」の奨学生としての自覚を持たなくてはいけないと感じ、身の引き締まる思いだったことを覚えています。奨学金の受給が決まり、入学して3年目になりますが、今もそのありがたみを感じながら、奨学生としてふさわしい行動を心掛けています。
現在、力を注いでいること
私は文学部日本語日本文学コースに所属しています。幼い頃から読書が好きで、中学・高校では現代文をはじめ、国語科目が得意でした。その中でも、日本語学にあたる分野に興味を抱き始めたのが高校生のときでした。自宅でニュースを見るときも、アナウンサーの発音・アクセントに耳を傾けていたのを今でも覚えていますし、これは現在も変わりません。
演習では、古典文学の現代語訳について、現代語との表現方法の異なりや、その異なりの性格あるいは傾向などについて調査しています。個人的には方言に興味があり、例えば同じ関西弁でも大阪・京都・神戸では言い回しに違いがあることに大変面白みを感じています。
先輩へのメッセージ
現在の私があるのは、先輩方のおかげであることは言うまでもありません。遠い地方から上京してきた者にとって「目指せ!都の西北奨学金」は大変助けになります。感謝の気持ちを胸に、勉学をはじめ、早稲田大学での学校生活に精進いたします。そして、大学に脈々と受け継がれてきた遺産を使うだけでなく、新たに生み出す気持ちを忘れず励んでいきたいと思います。
掲載日:2018年9月18日
市川紀香さん
市川紀香さん(政治経済学部3年)
「校友会給付奨学金」に採用されて
校友会給付奨学金に採用していただいて今年で3年目になりますが、1年目に初めて決まったときはとても驚きました。採用枠が少ない奨学金だったので、正直採用されることは難しいのではないかと考えていたためです。奨学金を受給する以上は、その分、勉強や課外活動など自分のためになるようなことを精いっぱい行い、充実した大学生活になるように努力しようと思いました。3年目になる今年もその思いは変わりません。今年も奨学生に採用していただき、大変うれしく思っています。
現在、力を注いでいること
天文同好会に所属し、副幹事長としてイベントの企画や運営、新入生対応などに取り組んでいます。新歓活動では4月の新歓期のビラ配りやSNSの更新などに意欲的に取り組み、無事多くの新入生を迎えることができました。天文同好会では週に1回の例会で天体についての勉強会や親睦会を行うほか、合宿で伊豆や北海道など星が見えるさまざまな地域を訪れ、天体の観測を行っています。また、早稲田祭では簡易的なプラネタリウムを作成して、プラネタリウム上映を行っています。
私は本年度で3年生になり、自分の将来について真剣に考える機会が増えました。具体的にどのような職に就きたいかはまだ決まっていませんが、広い視野を持ちながら国際的に活躍できる仕事に就きたいと考えています。
先輩へのメッセージ
昨年、校友の方々が主催する稲門祭のお手伝いに参加させていただきました。その際、稲門祭の活気あふれる様子にとても驚きました。稲門祭などの行事は早稲田大学を活気づけ、在学生および校友の方々の楽しみとなっていると感じました。また、校友の方々と在学生、早稲田大学をつなげることの重要性を感じました。
校友会給付奨学金は校友の皆さまのご支援によって成り立っています。私がこうして充実した大学生活を送ることができているのも校友の皆さまのおかげだと思っており、非常に感謝しています。本当にありがとうございます。
掲載日:2018年9月18日
田嶋 理彩さん
田嶋 理彩さん(文化構想学部3年)
「めざせ!都の西北奨学金」に採用されて
漠然とですが、私の心の中に憧れとしてあり続けた早稲田大学。一時は学費の面から諦めかけました。私には1学年違いの弟がおり、少なくとも3年間は大学在学期間が重なることになるので、国立大学に進むほかに大学へ進学する選択肢がなかったためです。しかし、「めざせ!都の西北奨学金」の存在を知り、条件を満たしていると分かった時は、私の目の前に一筋の希望の光が差し込んだような思いでした。
幸運なことに受験前に奨学生として採用していただくことが決まり、安堵したと同時に、受験へのモチベーションがさらに高まったことを覚えています。
現在、力を注いでいること
私はGlobal Next Leaders Forum(略称:GNLF)という団体に所属し、年に一度、世界の10カ国以上の国から学生と教授を日本に招待し、2週間ほど国際会議を行う活動をしています。20人弱のメンバーで運営しており、毎年一つテーマを決め、約1年かけてそれに関連するセッションの内容を詰めていきます。並行して、企業や財団から協賛していただくための書類作成や、ビザや航空券の手配、宿泊先や講演者探しなども行います。
昨年度のテーマは「ジェンダー」で、「レディーファーストをどう見るか?」「メディアとジェンダー」などのセッションを、講演やワークショップを取り入れながら行いました。キルギスやチュニジアといった、普段日本で生活する中では出会うことのない国の同世代の学生と英語で議論するのですが、文化や歴史背景が異なると同じ議題でも視点が異なり、共通認識を確認することすらも難しく、自らの未熟さを改めて痛感しました。
その経験から、教養を深めた上でより英語で意見を発信できるようになりたいという気持ちが生まれ、この夏には約1カ月間、マルタへの留学を予定しています。マルタで国籍の異なる人々と関わりを持ち、鍛錬を怠らず、実りある留学にしたいと思っています。
先輩へのメッセージ
校友の皆さまのお力添えのおかげで、今、私は「都の西北」で、好奇心の赴くままにさまざまな分野の学問や活動に打ち込むことができています。大学生活の中で「やってみたい!」と思ったことに躊躇せず挑戦することができているのは、この奨学金が可能性を広げてくれているという点が非常に大きいと感じています。日頃からのご支援に心からのお礼を申し上げますとともに、今後とも温かく見守っていただけますようお願いいたします。
掲載日:2018年7月17日
古賀 清華さん
古賀 清華さん(文化構想学部4年)
「めざせ!都の西北奨学金」に採用されて
「めざせ!都の西北奨学金」の採用決定を知った時、とてもうれしく、またこれから始まる大学生活に夢を膨らませたことを覚えています。地方出身の私は、高校時代から東京の大学に憧れ、広い世界を見たいという思いを抱いていました。しかし4人きょうだいの一番上という立場で、進学の夢をかなえるには経済的な障壁があり、簡単なことではありませんでした。そんな時に知ったのが「めざせ!都の西北奨学金」です。この奨学金に採用していただけたことにより、早稲田大学の学生として大きな一歩を踏み出すことができました。
現在、力を注いでいること
私は競走部に所属しており、陸上競技長距離種目を専門としています。週に6日、早朝と授業後の二部練習に励んでいます。コーチングスタッフの方々の指導を仰ぎ、苦楽を共にする先輩、同期、後輩に囲まれてがむしゃらになれる瞬間は、この上ない充実感で満たされます。早稲田大学は伝統校ですが、それにおごらず泥臭さを貫くところが私は好きです。部活動を通して、一歩でも前に進むために地道に努力する姿勢はどこにも負けないと感じる場面が多々あります。
この原稿を書いているのは3月ですが、今の目標は5月に行われる関東インカレで入賞すること、全日本インカレの出場権を得ることです。私は入学当初からけがに悩まされ、非常に苦しみました。そんな時期を乗り越え、最後の関東インカレを迎えます。全日本インカレというさらに上のステージを目指して、今後も練習に打ち込んでいきたいと思います。
先輩へのメッセージ
奨学金を通して私たち学生の支えとなってくださっている校友会の先輩方には、感謝の気持ちでいっぱいです。先輩方のご支援のおかげで、私は今、最高の経験を積ませていただいています。私はこのご支援に対して、部活動で活躍することで恩返しをしたいと思っています。この先も楽しいことばかりではないと思いますが、つらい経験もきっと自分を成長させるものです。先輩方に恥じぬよう、どんな壁にぶつかっても必ず乗り越えて前に進んでいきたいと思います。これからもご支援をよろしくお願いいたします。
掲載日:2018年5月15日
二原 亮太さん
二原 亮太さん(商学部4年)
「めざせ!都の西北奨学金」に採用されて
私は宮崎県の公立高校に通っていました。自分の高校のほとんどの学生が九州地方の大学に進学し、東京の私立大学に進学する学生は極めて少なかったように思います。これは学費に加えて、上京による費用、生活費、帰省する際の費用が多くかかることが要因の一つだと思います。私も早稲田大学に進学する上での心配事の一つは費用でした。そのため、4年間の支援を受けることができるこの奨学金の採用決定を知った時は、両親と一緒に喜び、安堵したことを覚えています。
現在、力を注いでいること
これまでの3年間は商学部での学びに加えて、野球サークルで大会に出場したり、早稲田大学学生健康増進互助委員会に所属し、医療給付制度の周知、健康フェスタ・歯科検診などの健康イベントの運営を行ったりするなど、多くのことを経験することができました。大学生活4年目となる今年は、自分の専門性を磨いていこうと考えています。具体的には、春学期は自分が所属している会計のゼミで勉強している「ストックオプション制度と経営成績」について内容を深め、秋学期からはドイツのフランクフルト金融経営大学に留学し、会計学について海外の知識も広く学ぶ予定です。また、帰国後は商学学術院に進学し、修士号まで取りたいと思っています。将来は自分が大学や大学院で学んだ専門性を生かし、国際的に活躍できる場で働くことを目標としています。
先輩へのメッセージ
これまでの3年間、この奨学金のおかげで充実した大学生活を送ることができました。地方出身の私にとって奨学金の存在はとても大きく、早稲田大学での学び、東京での生活を支えていただきました。
入学当初は、早稲田大学の学生の多さやキャンパスの大きさに驚きっぱなしだったことを覚えています。また、初めての一人暮らしにもなかなか苦戦しました。今は、早稲田大学のオープンな校風や国際的なキャンパスの風景、個性に富んだ学生や教授にも慣れ、自分も早稲田の学生らしくなったのかなと感じます。卒業までもう少しですが、自分の将来をしっかり思い描いて大学生活を送っていきたいと思います。
掲載日:2018年5月15日